2013年12月2日月曜日

『フィルス』 史上最低最悪最凶の刑事はなにを求めるのか。

映画『フィルス』。
R-18。こどもは見ちゃダメ。絶対。です。

でもR-18でも問題なく観られるのが、大人の特権!

アーヴィン・ウェルシュ。
ダニー・ボイル。
トレインスポッティング。
こちらが大好きな方、ピンときた方は読む必要が
ないですから今すぐ劇場に走ってください。

さて。

他人を蹴落とし、嘘をつき、罠にはめ、粉々に破壊する。
「警部補に昇進したい」史上最低最悪最凶の刑事、ロバートソン。

彼の目的は一体何なんだ?

尺の3分の2はやりたい放題な彼の行動を見せつけられる。
普通の人でもそれはだめだろう!!と思うのに
警官がやったら生理的にだめ。嫌悪感が倍増。

好きな映画と言いたくない。
予告編を貼るのもいやだ。
下品で、野蛮で、卑猥。最低。

クライム・コメディって書いてあるけどコメディなんてほんの少し。
酒ドラッグ&汚物やら裸やらそれ以上言葉にできないことが
出てくると前評判を聞いてたのに行ったの!?
と言われそう。

だけどね。
いやはや。
だってそんな最低な刑事に
ラストでは泣かされているんだもの。

彼の心の闇(という表現にしておきますが)は尋常でなく深い。
でもこれは、日々生きているあなたやわたしも大なり小なり抱えているもの。
戻れない一線を越えてしまった。ただそれだけ。
理解できないことはなにもなかった。


最後に。最低最悪な刑事役:ジェームス・マカヴォイ、Good job。
きみすごいわ。いつもは目をきらっきらさせている美青年なのに。

すぐ2回めを観たくなりました。
さていつ観ようか。

なみだ度:4






もっと作品を楽しみたい人へのプチ情報&雑談。

・原作あり。10年は前に出ていたけどまだ読んでいなかった。
まだこどもだったので(ウソ
トレインスポッティングは同じ作家さんなのに読んでないし
映画もあんまり覚えてない。
多分しっかり観てない。
これを機会に観直そう。

・そのシークエンスにその曲が!と思う箇所がところどころに。
Mr. Vainとか「ほんとにVainだよね…」ってシーンで笑った。
この曲ともう一曲は青春の思い出です。個人的に、夜遊び的な。
レディオヘッドは最重要ポイント。涙腺壊れる。

・ジェイムス・マカヴォイは撮影中毎日ウィスキーをがぶ飲みしていたらしい。
主人公と同じ、「反吐吐きたくなるくらいくそったれな気持ち」になるため。
あとは酒腫れするように。
そのためにラッセル・クロウと間違えていた方もいたとか。




実はこちらは再訳本。
表紙も差し替え済。




こちらが以前の出版分。


音楽はこちらで。
”Creep”は一聴の価値あり。
(でも映画が先、をおすすめします!)



意外とマカヴォイさんがジャケットに
登場するのはまだ少ないのかもしれない。

今度増えていくのだろうか?



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