2010年2月28日日曜日

兄弟ってこんなノリ?:映画ルドandクルシ

”ほのぼの”メキシカン・ドリーム・ムービー、ルドandクルシを鑑賞。

メキシコの田舎町で働く2人。
ひとりは必要な家電を売ってまでギャンブルしてしまう兄。
一方は歌で一発当てたいと夢みて店先で歌ったりする弟。

共通点は揃ってサッカーがうまいこと。
そんな2人のプレーを観て、都会からやってきたスカウトがひとりだけを
チームに入れると言う・・・そんなシーンで始まります。

ラテンのノリなのか、男兄弟特有の空気感なのか。
どちらにしても何か微笑ましい。冒頭のPKも
普通に起こっていそうなおとぼけぶりです。

クライマックスでは2人が同じ重大な瞬間に立ち会うことになります。
兄弟で交わす会話。でも、冒頭から今まで2人を見守ってきた観客は
いろいろな意味でハラハラするはず!

個人的に注目したのは、クルシが歌うラブソング。
下手というわけではないけれど、プロとしては微妙なレベル。
でもメロディとインパクトはかなりあるので、いつまでも耳に残るんだよね。

その歌は動画サイトでアップされていますが、これはぜひ映画で確認して欲しいです。
(といっても、先に動画を見てからでも十分インパクトは大だと思います)

ラストシーンでは、男2人兄弟というものをちょっぴり羨ましく思いました。
”血の濃さ”、”因縁”が感じられます。

余談ですが。

うちは姉がいるのですが努力家でしっかり者なのです。
反対に私はゆるゆる、自由過ぎて足元にも及ばないので・・・
アップダウンを姉妹で比べたら、姉はずっとアップで
私はダウンのほうでしょう。少なくとも一般的に見れば(笑)
健康度だけはちょっぴりアップかなと思う程度。

まぁ、私がアップになって姉がダウンになるならそれも困るので
これでもいいかとも思ったり思わなかったり。

2人兄弟、姉妹の運勢ってそういう運命的なことがあるのでしょうか。


とにかく。

サッカーが分からなくても、貴方自身に兄弟がいなくても十分楽しめます。
明るい太陽と、めげない2人から「それでも人生は続いていくんだよ」と
暖かさをもらえる作品でした。


ルドandクルシ 2010年2月20日(土)公開。

http://www.rudo-movie.com/



ヒマラヤの癒しの光「ソルトランプ」モニターさん募集

華やかさと闇の狭間で・・・書籍:サーカス象に水を

映画化の噂を聞いて、早速読んでみました。

施設に預けられている、ある老人。

若かりし頃、彼は移動サーカスで4ヶ月過ごした。
日常の常識はとは違う独自のリズムで営まれている生活と
華やかな表の顔に隠された闇を知った。

そしてサーカス史上に残る大惨事のさなか、彼女が起こしたあの殺人。

あれから70年。老人は語り始める。


これは…なかなかおもしろいですよ。

主人公が恋に落ちるヒロイン、境界線すれすれの恋のライバル、
極悪非道な団長、個性的な団員たち。
そして目の前で見ているかのようなサーカス団の生活。
動物やテント、土の匂いまで感じられそうな気がするので
簡単に本の中の情景に溶けこむことができます。

主人公はさぞかしいろんな経験をし、成長したことでしょう。

もうすぐ、サーカスを舞台にした映画「ダレン・シャン」が
公開になるので違いを楽しみながら観てみるのもよさそうです。
(原作あり、1,2冊読みました。こちらもおもしろいですよ)

退屈な日常に退屈している方、ぜひ一読してみては。
主人公と同じように、行き先の分からない電車に飛び乗りたくなるかも。


サーカス象に水を
サーカス象に水を川副 智子

おすすめ平均
stars人生を振り返る時がきたら・・・
starsあの喧噪は今も。
stars優しい気持ちになれます!

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2010年2月16日火曜日

オーストラリアの歌姫がボリウッドに!

Queen of Pop カイリー・ミノーグが本人役でボリウッド映画に出演。
共演は大人気俳優アクシャイ・クマール。

相変わらずセクシーなカイリー!!

YouTube http://goo.gl/sIBj

2010年2月2日火曜日

予告編:My Name Is Khan

Apple - Movie Trailers - My Name Is Khan - Trailer D

なんでこんなに良さそうなんでしょう。

暖かいラブストーリーと涙のエピソードが盛り込まれていると予想できますね。


「もし明日がこなくても」でたくさんの女性のハートを盗んだシャールクカーン。

今回も存在感ありありです。


日本語もしくは英語で観たいのだけど、インド雑貨屋さんに行くしかないかな。


もっとインド映画の観る人が増えたらいいのに!

2010年2月1日月曜日

征服されざる者。

インビクタス観ました。

小説がベースになっている、しかも実在の人物(マンデラ大統領)ということで、
イーストウッド監督作でも最後に「どーん」と重い現実を突きつけられはしませんでした。
(作品としてはそれもいいんだけどね。)

人を動かす、それも持っている力以上の物を引き出すには?
そして皆がだめだと思っている中でも結果を出すということ。

現在は部下とか同僚などはいる状態ではないけれど、考えさせられました。
すぐれた人は広い世界を見ていて、強い心と信念を持ち、正しい行為を行っている。
言葉でも相手に気付きを多少促しているのだろうけど、
やはり態度の方がさらに強いインパクトになるのでしょう。


さて。以下はマンデラ大統領が獄中で自らを奮い立たせていたという詩。
映画では声のよいモーガン・フリーマンが朗読していました。
字幕を見たところかなりよい内容なので、私も覚えたい。

予告編に出てくるのは最後の段落。

”神に感謝しよう
〈負けざる魂〉を授けてくれたことを

我が運命を決めるのは我なり

我が魂を征するのは我なり”


ちなみにinvictusとはラテン語だそう。
英語で言えばinvincible, unconqueredで
どんなことにも打ち負けない、無敵の、(決意などが)揺るぎない、
征服{せいふく}[制圧{せいあつ}・打破{だは}・克服{こくふく}]され(てい)ない

だそうです。

私もこころに刻んでおこう。


2月5日(金)から公開。
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/


Out of the night that covers me,
Black as a Pit from pole to pole,
I thank whatever gods may be
For my unconquerable soul.

In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud,
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.

Beyond this place of wrath and tears
Looms but the horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds, and shall find me, unafraid.

It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll,
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

-William Ernest Henley