2010年3月16日火曜日

弁当夫婦と名越先生。

先日escalaさん主催のイベントに参加してきました。

第一部ははんなりした語り口の精神科医、名越康文先生が
何本かの映画の登場人物を解説するトーク会。

第二部はユースケ・サンタマリアさん監督の「弁当夫婦」の試写会。

という構成。

まず、名越康文先生のトーク。
前々から先生のファンだったというのもありますが、
解説だけではなく「あなたがこういう人だったら…こういう人に会ったら」
どうするかという具体的なアドバイスなどがとても参考になりました。

例えば。

いつも怒っている人は、自分がいつも怒っていることに気がついていない。
他人にひどいことを言っている様で本当は自分にも言っている。
うろ覚えですが、こんなようなことをおっしゃっていて
どれも”うーむなるほど。”と納得できました。
飛ぶように時間が過ぎてしまいましたが、もっともっと聞きたかったです。

それから、第二部の「弁当夫婦」。

正味何分の映画だったのでしょうか。長かったような短かったような。
長く同棲している夫婦。女は毎日目を見張るような豪華な弁当を持って仕事に出掛け、
ランチタイムには路上でコーヒーを売っている男と待ち合わせて一緒に黙々と
その弁当を食べる。

しかしある日、男と待ち合わせた女の口から出た言葉は…

あの淡々としたやりとりはユースケさんらしいなぁ。
と思いながら観ていました。
そしてエンディングは「!」。
これは観てのお楽しみ。なかなかの作品でした。

豪華2部構成で大満足。
またこんなイベントがあったら参加したいですね。

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