2011年11月28日月曜日

インモータルズ

インモータルズ。


 ザ・セルのターセム・シン監督と300のスタッフが結集!

というだけでわくわくしませんか。

 しませんか。そうですか。まあそう思います。


 ターセム監督大好き!っていう人には未だかつて遭遇したことがない。

 映像の魔術師っていう肩書き(?)で呼ばれてるわりには賛同者がいないよね。

「っていうかだれそれ?」と訊かれないときがない。


 ですが、個人的には今作品は始まって1分でもう「満点!」。

 あの金の格子がついた黒い箱とタイタン族。

 昔読んだ海外の絵本みたいにぴしっと色が目に飛び込んでくる。

ファンとしては口元が「にまっ。」としたままもう戻らないわけです。


 グレーの階段といい、意味もなくばら撒かれている花びらといい。。。

あれはジョン・ウー監督でいうなれば鳩なんでしょうね。


 しかもアクションシーンは。。。300チーム万歳。

美しい!かっこいい!あんなことをできるようになるなら武道習いたい。

実際はあんなストップモーションはかからないでしょうが、ガラスの仮面の、

真夏の夜の夢でマヤがマントをさっとはらってスピードを表現したみたいな感じです。


 台詞も300みたいに濃いから、ちょっと言いたくなっちゃう。 

"Let's write history... with blood!"

「歴史を書こうぞ…血でな!」

 "Fight for honor, fight for your children, fight for your future, fight for immortality!"

「名誉のために、こどもたちのために、おのれの将来のために、永遠の名声のために戦え!」

こんなんだったっけ?

字幕やる人にはなれないセンスですみません。

もちろん意訳です。

 どちらにせよ300の"This is Sparta!"に匹敵する熱さ。 


腹式呼吸だとああいう声が出来上がります。

真似するとよぉく分かるよ。破裂音をきちんと破裂するようにする。

コツがつかめたら英語の発音が格段にうまくなるわ。

英語教材にはもってこいだと密かに思う。


 あとはね、衣装が石岡瑛子さん! 

たまーに「それかっこいいの?ぷぷ」ってなるけど、 妖艶さと

奇妙さの紙一重な美しさは十分に説得力あり。


 というわけでこれまでに観たどの3Dより好き。

文句なしに1番。

「落下の王国」のように4、5回は劇場に通いたい。

もれなくひとりだろうけど。


次回作のMirror,Mirror(白雪姫)。

監督、3作品を見ながら待ってますから!





 

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