2009年9月19日土曜日

彼女を愛した男たち-映画:ココ・アヴァン・シャネル

オリジナル・サウンドトラック「ココ・アヴァン・シャネル」
オリジナル・サウンドトラック「ココ・アヴァン・シャネル」

ココ・アヴァン・シャネル ”を鑑賞。



孤児院で育った”ココ”・アヴァン・シャネル
大人になり歌手として酒場で歌いつつも、仕立て屋で働いていた。

そんな彼女に話しかけた、高い身分に生まれついた男。
そしてその男と仕事をしていた、身分は低いが自力で成功した男。

2人の男が鍵となり、ココは成功への階段を上っていく-。

主人公たちの会話を聞いていると、当時身分の高い人は”女性が
働くなんてありえない!”と思っていたふしがあります。

そんな中”わたしは働きたいの!わたしは私の好きなものを
着たいの!”と自立し強く生きていこうとしたココ。
会話ひとつ取っても自分に自信が満ち溢れていた女性に思えました。
(わたしからすると、ちょっとひやっとする答えが多かった・・・勉強しよ。)

フランス映画ですが、日本以上に侘び寂びを感じるゆったりした作品でした。
周囲の期待度がかなり高いです。

2009年9月19日(土)から公開。
http://wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel/




フランス映画ってとっても興味あるんだけど、今まで
大好きになった作品がないかも・・・(ボソッ
オススメがありましたらぜひ教えてください。

2009年9月12日土曜日

デンゼルとトラボルタが激突!地下鉄パニック映画が甦る-映画:サブウェイ123

123号車、応答せよ──
要求は何だ?

この車両ひとつで、
NYはハイジャックできる。

サブウェイ123 激突 (小学館文庫)


今日の映画はサブウェイ123。
デンゼル・ワシントンジョン・トラボルタの名優対決です。
劇場で予告編を見てとても楽しみにしてました。

ストーリーは、話がかなり進むまで犯人の意図が分からない。
謎や障壁がたくさんあってドキドキハラハラ。
デンゼル達と一緒に首をかしげることになります。
それにしても、犯人の言動からどんどん推理を進めていくところは
普通のおじさんには感じられない。とんでもなくデキル奴だ。
もしくは私のような心理マニアに違いない。
ついコチラを思い出してしまうわー。


身代金を載せた警察車両やバイクがタイムリミットに間に合わせようと
NYの渋滞を爆走するところは迫力、大あり!!
本当に起こったら、あれはぜったい何人か死んでるよね・・・。
救急車が走るとき何人かは轢いても罪にならないとか言いますが
多分今回も適応されているだろうと思われます。

今作のみどころは・・・

・もちろん、熟年(でいいんだよね?55歳だけど)2人の演技バトル。
・昔の映画のような、凝ったオープニング。
・あとは意外にも音楽が良い。音楽PVをうまいこと長くしたみたい。

こんなところでしょうか。

ド派手なアクションと、渋い男たちのドラマです。
火花散る熱いバトルをご覧ください!

2009年9月4日から公開。
http://www.sonypictures.jp/movies/thetakingofpelham123/





ホント、渋いわ~

愛に飢え愛を求める。宿命の物語- 映画:あの日、欲望の大地で

愛の傷なら、いつか輝く。



娘:シャーリーズ・セロンと母:キム・ベイシンガー
愛を激しく求めた2人の過去と現在、人生の時間が織り込まれた作品。

人って一人で生きてるんじゃない。
それもお互いにちょっと、もしくは多大な影響を与え合っているんだ。

たとえ愛することができなくなっても、少なくとも相手を
認めて包み支えることができれば・・・

でも。過去に間違った選択をしたとしても、いつでも今から始められる。

と感じられる濃い時間を過ごせました。

自分の今までとこれからを考えるいいきっかけにもなりました。
早く2回目を観たいです。

2009年9月26日(土)より公開。
http://yokubou-daichi.jp/


2009年9月10日木曜日

国のために?それとも人のために? 映画:正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官

Crossing Over [DVD] [Import]


アメリカを守る正義か。
人々を守る正義か。

移民局の捜査官。捜査に入った工場で
出会った、不法入国のメキシコ女性。

主人公の相棒とイラン系移民であるその父、弟。家族から
つまはじきにされているアメリカ国籍を持った妹。

わずかな希望を求めて移住した父。
韓国を離れたくなかった高校生ギャングの息子。

ユダヤ教信者と偽るミュージシャン志望の青年。チャンスを前に、
のどから手が出るほどグリーンカードが欲しい女優志望の若い女。

メインの関係のほか、さらに多くの人間が関わってきます。
それが場所を越え関係が絡まり、まるでペルシャ絨毯の如く
表に裏に紡がれていく。

対麻薬、武器などなら悪者がはっきりしていていいですが、
移民だとその人や出身国の事情などもあるわけです。
一概に追い出せばいいというわけにもいかない。

人としての、人に対する思いやりや責任感を忘れず
行動していた捜査官マックスをMr.インディー・ジョーンズが、
地味だけど見所のある深い役を見事に演じていました。

こういう映画こそ、心に残るんだよね。


実際の移民についてや、人と人との関わり方など
問題を提起してくれる作品。

重いテーマにかなり多い登場人物たちにも関わらず、人物や
話の見せ方やなかなか上手にきっちりまとまっていました。


ドンパチとかヒューどろどろとか惚れた腫れたもいいですが、
たまにはこんな映画もいかがでしょうか。

秋の夜長にはもってこいかと!


2009年9月19日(土)から公開。
正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官
http://www.seiginoyukue.jp/









でも、なぜ”ゆくえ”ってひらがな??