2009年4月14日火曜日

映画『グラントリノ』―男の中の男、ダーティー・ハリーは健在だった!

”俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
 少年は知らなかった、人生の始め方を。”

グラン・トリノ (クリント・イーストウッド 監督・主演) [DVD]

C・イーストウッド監督史上最高興行成績を
たたき出した話題作、”グラン・トリノ”を紹介します!
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アメリカでは1月公開なので2009年アカデミー賞には
ノミネート対象ではなかったようです。
てっきり今回かと思ってました。
とにもかくにも、絶賛の声ばかり。
期待を胸にさっそく鑑賞してきました!

孫の格好に眉をひそめ、いつも喧嘩になってしまい
息子家族からも疎まれる頑固老人、ウォルト・コワルスキー。
ある日少年タオをギャングから救い、それをきっかけに
今まで目障りに思っていた隣人:モン族の家族と徐々に
関わりを持つことになる...

ウォルトは韓国で戦争に参加していた筋金入りの男。
年老いても手を借りず家事をこなし、なじみの理髪店主とは
文字にできないくらいテストステロンに影響された会話を交わすわけ。

”う、苦手かも...そもそもダーティー・ハリー、4分しか観たことないし。”

なぜ4分だけ観たかって?冒頭にこの人が今は想像できない、
意外な役で出てると聞いたんだもん。


...閑話休題。

一方隣人の家族は、移民であるモン族。伝統を重んじる部族だとか。
タオ少年には父親が不在で、お手本とする人がいない。
学校にも行かず、部族では女の仕事とされる庭いじりをしている。

そんなウォルトとタオがうまくいくわけないよね?

でも話が進むにつれ、ウォルトの人柄が少しずつ現れてくる。

ひとりの男として、男性中心に作られている社会(まだまだ...ね)と
渡って行く技をきちんと持ってはいるものの、ひけらかしたりしない。
そして大切なモノには愛を注ぎ、全力で守る。

これこそ、アメリカの良心。とでも言うべきかな。

タオの姉スーを触媒に2人がお互いに必要とする気持ちに
なっていくのは、観ていてほっと安心するところでもあります。

その気持ちが最後のシーンに活きてくる。
私なら相手のためにこんなに一生懸命になれるかな...

だから”ザ・男祭り”な映画と決め付けず、まず観始めて!

ミリオンダラー・ベイビー』に続き、結末に衝撃を受けつつも、
人生や周りの人、社会との関わりを考えさせられる作品でした。

できれば誰かと行くのがオススメです。
観終わった後、映画の感想から人生についてまで
いろいろな話に花が咲くことでしょう!






逆に話が盛り上がらないんだったら、もういいよ、そんな関係はw

私はひとりで行っちゃってそういうチャンスを失ったわー(笑






グラン・トリノ 4月25日(土)から公開です。
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ちまっと、ひとりごと。

もし今年のアカデミー賞にノミネート対象だったらどっちが勝ったかな。
これは作品の良し悪しでは全くなくて.....。
特に『スラムドッグ・ミリオネア』と比べると...うーん。
この世界の状況などを考えれば...スラムドッグかなぁ。

2010年のアカデミー賞にノミネートされるか、はたまた
イーストウッド監督の新作がまた良いのか。
次回も見逃せませんね!








2 件のコメント:

unknown さんのコメント...

Jazmineさん、こんにちは。

今年のゴールデン・ウィークは本作をはじめ、凄い粒ぞろい作品ばかりですよね。見逃しがないよう前売りを買いそろえて待っております。

Jazmineさんはいち早く「グラン・トリノ」を鑑賞されたようですが、音楽の方はいかがでしたでしょう。作曲のクレジットに「硫黄島の手紙」のカイル・イーストウッドの名前を見かけましたので、その出来にとても期待しております。

この6月には来日公演もあるということで、とても楽しみです。

mai_nichi さんのコメント...

ZIMさん

音楽もよかったですよ。
ラストシーンでかかっていた曲が
?誰が歌っているの?と思うくらい
クリント・イーストウッド氏に声が
似てて。

カイルさんは監督の息子さんですよね?
声とか顔とかも似ているのかしら?